ライフセーバーの本業

私たちは7月〜8月の海水浴場開設期間、神戸市の委託を受け、アジュール舞子海水浴場と須磨海水浴場のパトロールを行っています。
目標は水辺や陸上の事故を防ぐ事。
遊びに来られた遊泳客が事故も無く、楽しい思い出を作って帰っていかれるのが何よりの勲章です。もちろん一人では出来ません。チーム一丸となって全員で行います。

ビーチスタッフ:

青いパンツがビーチスタッフさん。赤いパンツがライフセーバー。ビーチスタッフは基本的にこの黄色いタワーの上から監視業務に携わってくれる。海には入らない監視なので、泳げない人でも大丈夫。
この夏、あなたもビーチスタッフのアルバイトに挑戦してみませんか?

朝礼と終礼:

パトロール前には、朝礼。終了後には終礼を毎日行う。
今日の天気や、潮の流れ&向き&強さ。海水の透明度なども事前に朝トレーニングの際に点検を行い、朝礼で報告する。

終礼はパトロール終わっての反省事項や、問題点など全員で共有し、明日への申し送りとして伝える。
<主な役割>   <内容> <資格> <服装>  2
■パトロールチーフ 司令塔 ライフセーバー 黄&赤  
■ビーチパトロール 主にビーチを歩いてパトロール ライフセーバー 黄&赤  
■タワー上 タワーの上から浜全体を監視 ビーチスタッフ 黄&青  
■パラナース ファーストエイドなど本部でライフセーバーのサポート    

海からのGuard:

遊泳客が多い日などは、ビーチからの監視に加え、沖からレスキューボードに乗った状態で、海側からの監視も行う。沖まで泳いで帰れなくなった遊泳客にも役立つ。

トランシーバ:

本部とビーチ全体で情報を共有する為の大切なツール。
トランシーバの使い方も練習を重ねる。簡潔に正確に伝えなくてはならないので、意外と難しい。

監視本部からのGuard:

海からは離れているが、全体を見回せる事ができ、風でパラソルが飛んだりする際、いち早く動けたりするメリットもある。

ちなみに、パラソルが飛ぶ時に、危険から守る為に遊泳客のところまで走っていく事を「パラソルダッシュ」と呼ぶ。

防波堤からのGuard:

海からでも浜からでもなく、時には
突堤から監視する事もある。
危ない飛込みをする遊泳客を防止
しやすくなるメリットもある。

レスキューチューブ:

黄色いスポンジ状の浮力があるチューブに紐が繋がっており、ライフセーバーが溺者の胴に巻いて泳いでレスキューする道具。

パトロールスタイル:

日焼け予防にラッシュガード・パンツ・防止・サングラスで首にはゴーグルをつけ、いつでも海に飛び込める状態でビーチを歩きながら監視する。

IRB:

沖からのパトロールで大活躍するのがIRBと呼ばれるボート。(インフレータブル レスキュー ボート)ドライバーとクルーで大波でもレスキューに行ける優れものだが、神戸の海は波が無い。そう、急な流れでもさすがエンジン付ボートは機動力があり、大活躍する事が多い。

マイク放送:

強風注意や、安全の案内、迷子の放送や、注意を促す時などにマイク放送を行う。 
通常放送は、あらかじめ音声を吹き込んだCDを利用している。

監視本部:

ホワイトボードと名札のマグネットを使い、全体のシフトをコントロールする大切な場所。

大体30分毎のローテーションを組み、Guard⇒休憩⇒トレーニングなど日によってアレンジする。